
こんにちは、まめカメです!

まめカメさん!ミラーレス一眼を買おうかと思ってて…でも、最初にどのレンズを選べばいいか、すごく迷ってるんです。お店の人に勧められた「キットレンズ」でいいのかなって…。

なるほど、その悩みはカメラ初心者さんがみんな通る道だね。最初のレンズ選びって、本当に大事なんだ。

はい!でも、周りの詳しい友達は「キットレンズはやめとけ」って言うし、ネットで調べても意見が色々あって、もう何が正解か分からなくて…。

うんうん、それは困っちゃうよね。でも、安心して。この記事を読めば、そのモヤモヤ、きっと解決するから。

本当ですか!?

実はね、ミラーレス一眼のキットレンズは、買わなくても全然大丈夫なんだ。むしろ、買わない方がカメラライフはもっと楽しく、充実したものになるってことを、この記事で詳しく伝えていくからね!

買わなくてOKなんですか!?衝撃です!ぜひ、その理由を知りたいです!

じゃあ、あなたが本当に後悔しないレンズ選びのコツを、初心者さんにも分かりやすく解説するよ!
この記事を最後まで読めば、あなたがミラーレス一眼を購入する際に「キットレンズを選ぶべきか、そうでないか」の答えが明確になり、後悔しない最初のレンズ選びができるようになります。
スマホでは撮れないような魅力的な写真を撮り、カメラを心から楽しめるようになるためのヒントが満載なので、ぜひ最後までじっくり読んでみてくださいね!
はじめに:ミラーレス一眼を買うあなたへ。「キットレンズは本当に必要?」
スマホの写真に物足りなさを感じていませんか?
もっとボケを活かした写真を撮りたいな
カフェで撮る、あのオシャレな写真に憧れる!
もしかしたら、あなたもそんな風に、スマホ写真にちょっと物足りなさを感じているのかもしれませんね。
僕自身、スマホカメラの進化に
「もう高いカメラは必要ないんじゃない?」
なんて思ったこともありました。
でも、スマホで撮る写真はどれも

なんか、無機質だなぁ…
と感じることが増えていったんです。
そんな時、新婚旅行で

一生に一度の新婚旅行、とびきり美しい写真を撮りたい!
と思ったのがきっかけで、ミラーレス一眼を買うことを決意しました。
実際に撮ってみると、やっぱりスマホ写真とはひと味もふた味も違う、感動的な写真が撮れるんです!
最初のレンズ選びで、今後のカメラライフが決まる?!
初めてミラーレス一眼を買おうとするとき、
ズームレンズ?単焦点?
F値って何?
と、レンズに関する知識が全くなくて、何をどう選べばいいか途方に暮れてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんな時、目の前に現れるのがキットレンズですよね。
ミラーレス一眼とセットで売られているので、思わず買ってしまいそうになりました。
でも、ふと立ち止まったんです。

キットレンズっていわばスターターキットだよね? ミラーレス一眼に慣れて、もっとこだわりたくなったら、きっと物足りなくなるんじゃない?
と。
そこから色々と調べていくうちに、単焦点レンズやズームレンズといったレンズの種類を知りました。
そして、単焦点レンズの方が同じ焦点距離のズームレンズよりも写りが良いこと、F値が小さくて暗い場所での撮影にも強いことを知ったんです。
僕の性格を考えると、中途半端なものだと、すぐに満足できなくなってしまうのが目に見えていました。
ズームレンズは確かに便利そうだけど、単焦点レンズの描写力には勝てないなら、結局同じ焦点距離の単焦点レンズも欲しくなってしまうとわかっていたんです。
カメラを選んでいた当時、大三元レンズのような高価なレンズの存在すら知りませんでした。

そもそもそこまでレンズにお金をかけるつもりもありませんでしたから笑。
ちなみに「大三元レンズ」というのは、一般的に開放F値がF2.8通しで、広角・標準・望遠の主要な焦点距離をカバーする、プロも使うような高性能ズームレンズのことです。
ものすごく写りが良くて信頼性も高いのですが、その分価格もかなり高くなります。
今なら選択肢に入るかもしれませんが、当時の僕にとっては無縁の話でしたね。
話を戻すと、最初はキットレンズを買うつもりだったけれど、
「きっとすぐに満足できなくなる自分が想像できる!」
と判断し、購入を見送ることにしたんです。
【結論】ミラーレス一眼の「キットレンズ」は、買わなくてOK!
さて、ここまでレンズ選びの悩みや僕の体験談をお話ししてきましたが、いよいよこの記事の結論です。
「ミラーレス一眼のキットレンズは、買わなくて大丈夫です!」
もちろん、これは「絶対に買うな」という極論ではありません。
ミラーレス一眼初心者の方が、安価で広角から望遠までカバーできるレンズとして、価格とスペックのバランスを考えると、キットレンズは「初心者の入り口」としては確かに魅力的に見えます。
しかし、ミラーレス一眼を趣味として深掘りしていくと、ほとんどの人が「大三元レンズ」のような高性能ズームレンズや、F値2.0を切るような「明るい単焦点レンズ」に憧れを抱くんです。
キットレンズは、残念ながらすぐに使わなくなってしまう可能性が高いでしょう。

僕もまさにその一人で、今ではF1.4の単焦点レンズを愛用しています。
逆に、ミラーレス一眼は欲しいけれど、極めるつもりはなくて、とりあえず広角から望遠域をカバーできる安価なレンズが欲しいのであれば、キットレンズも良い選択肢です。
つまり、まずはあなたがミラーレス一眼を趣味にするうえでご自身の性格も踏まえ、
「どこまで極めたいのか?」
という方向性を、ある程度見極めることが大切になります。
なぜ「キットレンズ」はおすすめできないのか?初心者が陥りやすいワナ
「安くて便利」の裏にある、キットレンズの落とし穴
「カメラを買うなら、とりあえずキットレンズ!」
そう考える方は多いですよね。
ミラーレス一眼とセットで手に入るので、安くて便利なのは間違いありません。
広角から望遠まで一本でカバーできて、あれこれ悩まなくてもいい。
初心者にとっては、まさに魅力的な選択肢に見えます。
でも、ちょっと考えてみてください。
もしキットレンズが、とびきり画質が綺麗で、背景がとろとろにボケて、暗い場所でもバリバリ活躍するような高性能レンズだったら、誰もわざわざ高いレンズなんて買いませんよね。
もし僕がキットレンズを使っても、2ヶ月経たないうちに飽きて新しいレンズを買ってしまいます。
これが、キットレンズの「安くて便利」というメリットの裏に潜む、大きな落とし穴です。
スマホと変わらない?描写力の低さが「飽きる」原因に
スマホのカメラって、本当にすごいですよね!
そう感じる方も多いはずです。
一昔前は、ガラケーの写真なんてブレるしノイズだらけで、

やっぱり一眼レフの画質には敵わないな
と思っていた時代がありました。
でも、最近のスマホカメラの進化は本当に目覚ましく、デジカメの需要が下がっているのも納得ですよね。
スマホがすごいからこそ、カメラの需要は下がっていると言わざるを得ません。
しかし、僕もミラーレス一眼を使っている身としてハッキリ言えるのは、
「やはりスマホではまだミラーレス一眼には勝てない」
ということです。
ただ、これはレンズにもこだわっているからだと感じています。
僕も試しにキットレンズで写真を撮ったことがありますし、たくさんの作例も見てきました。
しかし、

画質や表現が、スマホに優っている感じがしない…
というのが正直な感想です。
もちろん、プロフォトグラファーであれば、どんなカメラやレンズを使っても魅力的な写真が撮れるでしょう。
むしろスマホでも魅力的な写真を撮りこなしてしまいます。
ですが、素人やアマチュアカメラマンが、スマホでは撮れないような画質で、スマホでは表現できないような写真を撮ろうと思った時に、キットレンズでは心許ないです。
せっかくミラーレス一眼とキットレンズで頑張って写真を撮ったのに、なんとなく撮った彼女のスマホ写真の方が魅力的に見えるなんて悲しいことも、実際には起こりうるんです。
ボケ感のある写真、特に背景がふわっとボケた写真は、それだけで「おっ、なんか写真上手だね!」と感じさせますよね。
なぜなら、主題(一番見せたいもの)が際立って、写真に奥行きが生まれるからです。
そもそも写真のボケ感には、
- F値(絞り値)
- 焦点距離
- 被写体との距離
という3つの要素が関係しています。
F値は数字が小さいほど、レンズがたくさん光を取り込み、ボケ感は大きくなります。
焦点距離は数字が大きい(望遠)ほど、そして被写体との距離が近いほど、ボケ感は大きくなるんです。
例えば、「前ボケ」という表現があります。
これは、写したいものの手前にあるもの(例えば手前の葉っぱや置物など)をわざとぼかすことで、主題をより引き立てるテクニックです。
手前をぼかすことで、まるでそこから被写体を覗き見ているような、おしゃれで立体感のある写真が撮れるんですよ。
そして、「ポートレート」。
これは人物を写す写真のことですが、ポートレートこそ主題(写っている人)が際立ってナンボ、ですよね。

人混みの中で恋人の写真を撮った時を想像してみてください。
あまりボケないレンズだと彼女の魅力が周りの情報に埋もれてしまいます。
逆に、彼女の顔にピタッとピントが合っていて、その周りがとろとろに溶けるようにボケていたらどうでしょう?
彼女が写真の中心に際立ち、まるで雑誌のワンシーンのような印象的な写真になるはずです。
でも、F値が高いキットレンズだと、とろけるようなボケ感を出すのが本当に難しいんです。
先ほど説明したように、F値の数字が大きいほどボケにくくなるため、キットレンズでは思うように背景をぼかせません。
ズームレンズの望遠側(例えば200mmなど)まで伸ばせば、ある程度ぼかすことはできます。
しかし、日常使いが多い標準域(50mm前後)や広角域(24mm〜35mmなど)では、背景を大きくぼかすのが非常に困難になります。
ミラーレス一眼で「カフェの素敵な雰囲気」や「夜景」を綺麗に撮りたいと想像している方も多いでしょう。
しかし、
なんか写真が暗い…
ブレちゃった…
なんてことになってしまうかもしれません。
これもF値が高いキットレンズの大きな落とし穴の1つなんです。
ここで、写真の明るさを決める
「F値(絞り値)」「シャッタースピード」「ISO感度」の3つの要素について、少しだけお話しさせてください。
これらはまとめて「露出の三要素」と呼ばれ、写真の明るさをコントロールする大切な要素なんです。
- F値(絞り値): レンズから光を取り込む量です。F値の数字が小さいほど、レンズがたくさん光を取り込むので、写真は明るくなります。
- シャッタースピード: シャッターが開いている時間です。シャッタースピードが遅いほど光を取り込む時間が長くなるので、写真は明るくなります。ただし、遅すぎると手ブレしやすくなります。
- ISO感度: カメラが光を感じ取る感度です。ISO感度が高いほど、光を効率よく取り込めるので、写真は明るくなります。しかし、感度を上げすぎると「ノイズ」というザラつきが発生し、画質が下がってしまいます。
つまり、F値が高いキットレンズだと、レンズが取り込める光の量が少ないわけです。
結果として、室内や夜など光が少ない場所では、写真が暗くなってしまいます。
これを明るくしようとすると、どうなるでしょう?
F値が下げられない場合、その分シャッタースピードを遅くするしかありません。
ですが、シャッタースピードを遅くしすぎると、ちょっとした手ブレでも写真がブレてしまうんです。

せっかくピントが合っていても、ブレブレの写真じゃ台無しですよね。
かといって、手ブレしないようにシャッタースピードをある程度速く保ちたい時は、ISO感度を上げることになります。
しかし、ISO感度を上げすぎると、写真にザラザラとした「ノイズ」が発生してしまい、せっかくの高画質なミラーレス一眼で撮ったのに、画質が残念なことに…。
このように、F値の高いキットレンズは、光が足りない室内や夜の撮影に非常に不向きです。
さて、もう一つ、ミラーレス一眼で写真を撮る上で気になるのが「手ブレ」ですよね。
せっかく憧れのミラーレス一眼を手にしたのに、撮れた写真がブレブレだったら、ちょっとがっかりしてしまいます。
実は、キットレンズの中には手ブレ補正機能がないものや、補正効果が弱いものもあります。
もちろん、キットレンズではない単焦点レンズにも手ブレ補正がないものは多く、例えば僕が最初に買った単焦点レンズも手ブレ補正はついていませんでした。
カメラを使いこなせるようになると、手ブレが起こりにくい設定や、ブレないような撮り方が自然と身についてきます。
しかし、初心者がいきなり手ブレ補正のないカメラとレンズで写真を撮り始めたらブレた写真でSDカードがパンパンになります。
カメラを始めたばかりで思うような写真が撮れないと、挫折して写真を撮ることをやめてしまいます。
だからこそ、特に初心者のうちは、手ブレ補正がついているレンズを選ぶのがおすすめです。
最初のハードルをなるべく低くして、楽しくカメラを続けられるように、手ブレ補正の有無はぜひチェックしてほしいポイントですね。
気づけば防湿庫の肥やしに?キットレンズが「物足りなくなる」理由
多くの人が
スマホでいいじゃん
と感じてしまう最大の理由は持ち運びの手軽さです。
僕たちは普段、肌身離さずスマホを持ち歩いていますよね。
ポケットにもすっぽり入るし、小さなバッグに入れても全くかさばりません。
だから、ふと撮りたい瞬間が訪れたら、すぐにスマホを取り出してパシャッと撮れるわけです。
一方、ミラーレス一眼はどうでしょう?
残念ながらポケットには入りませんし、持ち運ぶためには専用のカメラバッグが必要になります。
せっかくミラーレス一眼を持っていっても、わざわざバッグから出して、レンズキャップを外して…と準備しているうちに、シャッターチャンスを逃してしまう、なんてことも。
これだけ持ち運びの手軽さに差があるのに、撮れた写真のクオリティーが
スマホで撮った写真と大して変わらないな…
と感じてしまったら、どうでしょう?
こんなに大変な思いして持ち歩くなら、やっぱりスマホでいいじゃん!
と、誰もがそう思ってしまうのではないでしょうか。
もちろん、多くの人はそこで諦めません。
キットレンズでスマホに勝てないなと感じたら、新しいレンズを探し始めることが多いんです。
そして、いざ新しいレンズを手に入れると、キットレンズはほとんど使われなくなってしまいます。
しかも、キットレンズって残念ながらリセールバリュー(売るときの価値)があまり高くないことが多いんです。
だから防湿庫の肥やしになってしまうという悲しい結末を迎えてしまうんですね。
初心者が最初に買うべきは「標準域の単焦点レンズ」一択!
なぜ「単焦点レンズ(撒き餌レンズ)」が初心者におすすめなの?3つの理由
そもそも単焦点レンズは同価格帯のズームレンズより画質が良いんです。
これには、レンズの設計思想に大きな違いがあります。
例えるなら、料理で使う包丁を想像してみてください。
家庭でよく使われる三徳包丁ってありますよね。
これは「万能包丁」とも呼ばれていて、肉、野菜、魚と、これ一本で何でも切れる便利な包丁です。
カメラのレンズでいうと、まさにズームレンズがこれにあたります。
逆に、柳刃包丁というものをご存知でしょうか?
これはお刺身を薄く、美しく切ることに特化した包丁です。
こちらはカメラの単焦点レンズに例えられます。
三徳包丁でもお刺身を切ることはできますが、柳刃包丁のように魚の身を潰さずに、より薄く、均一に切るのは至難の業ですよね。
用途に特化した柳刃包丁は、できることはお刺身を切ることに限られますが、その用途においては万能包丁には真似できないほどのクオリティーを発揮します。
カメラのレンズも全く同じなんです。
単焦点レンズは、その名の通り1つの焦点距離で最高の画質が出るように、とことんこだわって設計されています。
一方、ズームレンズは、いくつもの焦点距離で「そこそこの」良い画質を出すことが求められるため、どうしても設計段階で妥協する部分が出てきてしまいます。
だからこそ、同じ焦点距離で比較した場合、単焦点レンズはズームレンズには出せない、圧倒的なクリアさや色の再現性、細部の描写力を実現できるんです。
キットレンズと同価格帯でも、単焦点レンズを選べば、驚くほど高品質な写真が撮れますよ。
単焦点レンズの最大の魅力の1つが、「F値が低い」ことです。
このF値が低いと、どんな良いことがあるのでしょうか?
まず、ボケる写真が撮りやすくなるという点が挙げられます。
前回の解説でもお伝えしましたが、F値の数字が小さいほど、とろけるようにぼかすことができるんです。
キットレンズだと望遠側ならある程度ボケを出すこともできます。
が、日常使いの多い標準域や広角ではなかなか難しいんです。
F値が高いレンズだと、被写体から大きく離れて望遠で撮らないとボケが出せません。
カフェや室内など、被写体から距離が取れないシチュエーションはたくさんありますよね。
そんな時でも、F値の低い単焦点レンズなら、被写体から離れなくても標準域でしっかりボケを活かした写真が撮れるんです。
F値は低いレンズを選んでおけば、状況に合わせてF5.6のように絞って(F値を上げて)使うこともできますから、表現の幅が格段に広がるんですよ。
そして、もう1つF値が低いことの大きなメリットが、暗い場所での撮影に強いということです。
F値が高いキットレンズだと、光が少ない室内や夜景では、写真がどうしても暗くなりがちです。
無理に明るくしようとして、ISO感度を上げすぎると、写真にザラザラとした「ノイズ」が出てしまい、せっかくのミラーレス一眼で撮った写真が台無しになってしまいます。
F値の低い単焦点レンズなら、たくさんの光を取り込めるので、シャッタースピードを稼いだり、ISO感度を上げすぎたりすることなく、ノイズの少ない最適な明るさの写真を撮ることができます。
薄暗いカフェでの食事や夜の街角の風景など、「ああ、こんな写真が撮りたかったんだ!」という感動を、きっと味わえるはずです。
ズームレンズって、その場でレンズを回すだけで写る範囲(画角)を変えられるから、とっても便利ですよね。
でも、単焦点レンズにはズーム機能がありません。
ということは、写る範囲を変えたい時は、自分が被写体に近づいたり離れたりするしかないんです。
え、それってちょっと不便じゃない?
と思うかもしれません。
確かに、運動会で遠くにいる我が子を撮ったり、動物園で柵の向こうにいる動物を狙ったりと、物理的に近づけない場面では、ズームレンズの便利さが際立ちます。
でも、この「自分の足で画角を調整する」という制約こそが、あなたの写真の腕をグンと上達させる秘訣です。
普段、僕たちが見ている景色って、ほとんどが自分の目線からのものですよね。
だから、カメラを構えるときも、つい目線と同じ高さで撮ってしまいがちです。
でも、それだと「いつもの景色」とあまり変わり映えのしない写真になってしまうことが多いんです。
写真って、見る人が「おっ!」と思うような、普段とは違う構図(アングル)で捉えられたものが魅力的に映ると、僕は思っています。
単焦点レンズを使っていると、
どうすればこの被写体が一番魅力的に見えるかな?
もっと面白い構図はないかな?
と、自分の足を使ってベストな立ち位置やアングルを探すようになります。
たとえば、ぐっとしゃがんで低い位置から撮ってみたり、逆にカメラを高く構えて見下ろすように撮ってみたり。
そうやって、自分の体を使って画角やアングルを積極的に変えることで、スマホでは撮れない、魅力的な「ハッとする一枚」が生まれるんです。
まずはここから!おすすめの標準単焦点レンズ
さて、ここまでキットレンズの弱点と、単焦点レンズの魅力についてたっぷりお話ししてきました。
「よし、単焦点レンズから始めてみよう!」と思ってくださったあなたへ、ここからは具体的にどんなレンズを選べばいいのか、そのヒントをお伝えしますね。
まず、僕が最初に買う単焦点レンズとして強くおすすめしたいのが、焦点距離50mm前後の「標準単焦点レンズ」です。
なぜ50mmがおすすめなのかというと、この焦点距離は「人の視野角に近い」と言われているからなんです。
つまり、僕たちが普段目で見ている景色に近い感覚で写真を撮れるので、カメラに慣れていない初心者の方でも、非常に扱いやすい画角だと言えます。
では、具体的にどんなポイントに注目してレンズを選べば良いのでしょうか?
無理せず「予算」を決めよう!目標は5万円〜10万円
「どうせなら最高のレンズを!」
という気持ちはよく分かります。
でも、初心者がいきなりプロが使うような高級レンズを選ぶ必要はありませんよ。
プロ向けのレンズはたしかに高性能ですが、その分とても高価ですし、サイズも大きく重いため、扱いが大変なこともあります。
標準域の単焦点レンズなら、キットレンズと同じくらいの価格帯から手に入ります。
まずは5万円〜10万円くらいを目安にレンズを探してみるのがおすすめです。
この価格帯でも、驚くほど高画質な単焦点レンズがたくさんありますよ。
カメラの「マウント」に要注意!メーカーを合わせよう
レンズを選ぶ上で、絶対に確認してほしいのが「マウント」です。
マウントとは、カメラ本体とレンズを接続する部分の形状のことを指します。
各カメラメーカーがそれぞれ独自の規格を持っていて、例えばソニーのカメラにはソニー用のレンズ、キヤノンのカメラにはキヤノン用のレンズしか基本的には装着できません。
せっかく見つけた良いレンズも、あなたのカメラのマウントと合わなければ使うことができませんので、レンズを購入する際は、必ずお持ちの、または購入予定のカメラのマウントに対応しているかを確認してくださいね。
「F値はF2.0かF2.8が狙い目!」表現の幅がグンと広がる
F値が低いほどボケやすく、暗い場所にも強いというのは、もうお分かりいただけたかと思います。
初めての単焦点レンズであれば、F値2.0やF2.8くらいのレンズを選ぶのがおすすめです。
このF値であれば、十分なボケ感を楽しめますし、室内や夜の撮影でもノイズを抑えて綺麗に撮りやすくなりますよ。
また、レンズの価格を少しでも抑えたい場合は、「サードパーティ製レンズ」も選択肢に入れてみてください。
サードパーティ製レンズとは、カメラメーカー以外のレンズ専門メーカー(例えばSIGMAやTAMRONなど)が作っているレンズのことです。
純正レンズに比べて価格が手頃な場合が多く、性能も非常に高いレンズがたくさんありますよ。
ここでは、主要なカメラメーカーごとにおすすめの標準単焦点レンズをいくつか紹介します!あなたのカメラに合わせて、ぜひ参考にしてみてください。
- SONY (Eマウント) / LUMIX (Lマウント) のあなたへ
- SIGMA 45mm F2.8 DG DN | Contemporary: F2.8と十分な明るさがありながら、コンパクトで持ち運びやすいのが魅力です。描写も非常にシャープで、初めての単焦点レンズにぴったり。
- SIGMA 50mm F2 DG DN | Contemporary: F2.0とさらに明るく、より大きなボケ感を楽しめます。僕も実際にこのレンズを愛用していて、その描写力にはいつも驚かされています。
- Canon (RFマウント) のあなたへ
- Canon RF50mm F1.8 STM: 「撒き餌レンズ」とも呼ばれる、非常に安価でありながら驚くほどよく写る定番レンズ。まずこれを買っておけば間違いなしの一本です。
- Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM: 少し広めの標準画角で、手ブレ補正付き、さらにマクロ(接写)機能までついた万能レンズ。少し予算を足せるなら、最高の相棒になります。
- Nikon (Zマウント) のあなたへ
- Nikon NIKKOR Z 40mm f/2: 非常にコンパクト・軽量で、スナップ撮影に最適。F2と明るく、価格も手頃なので最初の一本として大人気です。
- Nikon NIKKOR Z 50mm f/1.8 S: 写りの良さに定評のある「S-Line」のレンズ。少し高価になりますが、その描写力は圧巻で、長く愛用できる一本です。
- FUJIFILM (Xマウント) のあなたへ (※APS-C機)
- FUJIFILM XF35mmF1.4 R: 「神レンズ」として名高い伝説的な一本。とろけるような美しいボケと卓越した描写力で、多くのFUJIFILMユーザーを虜にしています。
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary: こちらもF1.4という非常に明るいレンズながら、サードパーティ製ならではの手頃な価格が魅力。コストパフォーマンスに優れた一本です。
まとめ:迷ったら「単焦点レンズ」でカメラライフをスタートしよう!
以上、キットレンズを選ぶべきかについて解説しました。
確かに安くて手軽な「キットレンズ」は魅力的に見えるかもしれません。
ですが、F値の高さからくるボケにくさや暗所性能の低さ、そして手ブレ補正の不足によって、
「あれ?スマホとあんまり変わらないな…」
と、せっかくのカメラがすぐに物足りなくなってしまう可能性が高いんです。
せっかく高い買い物をするのに、使わなくなってしまうのはもったいないですよね。
だからこそ、僕は自信を持っておすすめします。
あなたがこれからミラーレス一眼を買うなら、迷わず「標準域の単焦点レンズ」からスタートしてください!
キットレンズと同じくらいの価格帯で、驚くほど高画質な写真が撮れます。
F値が低いので、とろけるようなボケ表現も、薄暗い室内や夜景のクリアな描写も自由自在。
そして、自分の足で画角を探すことで、写真を見る目と構図力がぐんぐん上達します。
「でも、単焦点レンズってズームできないから不便じゃないの?」
と思うかもしれません。
確かに、近づけない被写体がある場面などでは不便に感じることもあるでしょう。
しかし、その制約こそがあなたの写真の腕を磨き、表現の幅を広げる最高のきっかけになります。
そして、単焦点レンズは、あなたがカメラに夢中になり、もっと上達してもずっと使い続けられる「頼れる相棒」になってくれます。
重くてかさばる高性能レンズでは難しい、日々のちょっとしたお出かけにも、きっと連れて行きたくなるはずですよ。
以上、まめカメでした!